この記事では、基本的な色鉛筆画の塗り方を解説しています。
油性色鉛筆でのリアルな絵の描き方なので、水彩色鉛筆での描き方ではありませんので、ご了承ください。
応用や、少し高度な塗り方はこちらの記事へどうぞ
良い紙を選ぶ
リアルな色鉛筆画を描く時に一番大切な道具は“紙“だと思います。
多くの方が“色鉛筆”のメーカーや種類を聞いてきますが、正直、色鉛筆はそれほど重要ではありません。
弘法、筆を選ばず
という言葉があるように、筆(色鉛筆)はあまり関係ないものだと思っています。
ちなみに、この“弘法、筆を選ばず”という言葉の意味は、書家である弘法大師のように書に優れている者なら筆の善し悪しは関係ないという意味です。 一般化して、技量が優れていれば道具に左右されないし、 達人の域に達すればどのような状況でも失敗しないという意味です。
色鉛筆にはそれぞれに良さがあり、その良さを引き出せるかは自分次第だと思っています。なので、道具で一番大きく影響するのは“紙“です。
私自身、いろんな紙を使ったり触ったりしてきましたが、コクヨのケント紙が一番だと思います。
一枚数百円の紙などもありますが、やはりメイドインジャパンは間違いありません。
ケント紙なら安くて最高級の紙質なので、間違いありません。
コスパ最強です。
その他の道具については、下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
隙間なく塗る
リアルな色鉛筆画を描く上で、必須な塗り方は、ちゃんと塗ることです。
水彩色鉛筆画なら別ですが、紙の白い部分が1ミリも見えなくなるまで、しっかりと塗ってください。
これだけで、見違えるほど、綺麗に見えるはずです。
下の写真をご覧ください。
左が隙間のある塗り方をしたもので、右が隙間なくしっかりと塗り切ったものです。
明らかに右の方がよく塗れていることがわかると思います。
こういった誰にでも、できるとこから、徹底していくことが上手な絵を描く秘訣になります。
薄い色から塗る
次に、塗る順番について解説します。
色鉛筆画には塗る順番があります。
黒系の色を塗ったあと、白系の色を塗っても白系の色は表現できません。
薄い色は濃い色に負けてしまうからです。
なので、色を塗る時は、薄い色から塗るのが基本です。
例えば、肌の色を塗る際は、肌の濃い色から塗るのではなく、肌の色の薄い色から塗るのが良いです。
こうすることで、間違いを防げますし、色合いの調整もやりやすく、細かいところまで表現できます。
これは基本の塗り方になりますので、中には濃い色を先に塗ってしまって、薄い色で伸ばすように塗るというやり方もあります。
以上が、色鉛筆画の基本的な塗り方になります。
その他の塗り方や応用については以下の記事をご覧ください。