動画編集ソフト【After Effects】を使って光の粒を浮かせる方法を解説している記事です。この記事では「CC Particle World」を使って光の粒を舞い上がらせる方法を画像付きで詳しく解説しています。
目次
舞い上がる光の粒を作る方法
【作る順番】
- 「4色グラデーション」で背景を作成
- 「フラクタルノイズ」で背景のモクモクとした煙を作成
- 「CC Particle World」を使って舞い上がる光のパーティクルを作成
- 「CC Snowfall」で細かい光の粒を作成
- 「カメラレイヤー」と「ヌルオブジェクト」を使って立体的にする
舞い上がる光の粒だけを作りたい場合は①と➁は飛ばしてもらって大丈夫です。
③の「CC Particle World」を使って舞い上がる光のパーティクルを作成から見てください。
4色グラデーションで背景を作る方法
動画編集ソフト「After Effects」を起動します。
まずは、after effectsの新規プロジェクトを開きます。
そして、新規コンポジションを開きレイヤーを作ります。
名前は適当です。ここでは「background」としました。
画像比率やディレーションはそれぞれにあったものを設定してください。
このようになります。
次に、右側の「エフェクト&プリセット」を見つけてください。
もしなければ、上の欄の「ウィンドウ」をクリックして「エフェクト&プリセット」にチェックを入れてください。すると、表示されます。
「エフェクト&プリセット」の検索欄に「4」と入力すると、上の画像ように「4色グラデーション」と表示されるので、先程作成した平面レイヤーを選択した状態で「4色グラデーション」をクリックします。
こんな感じになりますので、いい感じに設定していきます。
今回は青系の色にしてみました。
4色全てを同じ色にすると、ちょっとイケてないので、微妙に値を変えます。藍色だったり、黒っぽい色に変え、文字通りグラデーションを作成しました。
フラクタルノイズで煙を作る方法
フラクタルノイズを加えます。
フラクタルノイズが必要ない方は飛ばしてもらって大丈夫です。
まず、新規レイヤーを作成します。
「新規」から「平面」を選択し、平面レイヤーを作ります。
こうなります。
「エフェクト&プリセット」の検索欄に「フラクタルノイズ」と入力し「フラクタルノイズ」をクリックします。
上の画像のようになりますので、下の画像の設定を参考にしてください。
※設定値はそれぞれの好みに合わせて設定してもらって大丈夫です。
設定したら「展開」を「Altキー」を押しながらクリックします。(windouws版after effects)
すると、上の画像のようにエクスプレッションが表示されます。
「effect("フラクタルノイズ")(24)」を全て消して「time*100」と入力します。
このように入力してください。
こちらの意味は毎秒100ずつ展開(動く)していくという意味です。
次に「mode」のところを「ビビッドライト」または「覆い焼きカラー(クラシック)」にします。
すると、このように先程の4色グラデーションがフラクタルノイズに反映されました。
フラクタルノイズを使ったモクモク背景の作成はこれで終了です。
CC Particle Worldで光の粒を作る方法
新規平面レイヤーを作ります。
「エフェクト&プリセット」の検索欄に「par」と入力し「CC Particle World」をクリックします。
こうなります。
「CC Particle World」の設定は以下を参考にしてください。
※設定値はそれぞれの好みに合わせて設定してください。
設定が済んだらmodeを「覆い焼きカラー(クラシック)」にします。
上のようになっていて、かつ、プレビューの再生を押してみて、光の粒や、フラクタルノイズが動いていれば大丈夫です。
次にエフェクト&プリセットの検索欄に「グロー」と入力し「グロー」をクリックします。
グローの設定に関しては、グロー半径を調整したり、グローしきい値を調整していい感じにしてください。
ここでは、なにも調整せず初期設定のままで進めていきます。
そして、エフェクト&プリセットの検索欄に「ブラー」と入力し「ブラー(ガウス)」をクリックします。
ブラーの設定は上の画像を参考にしてください。
※設定値はそれぞれの好みに合わせて設定してください。
CC Snowfallで細かい光の粒を作る方法
次に「CC Snowfall」というエフェクトを使って細かい光の粒を作っていきます。
「レイヤー」→「新規」から「平面レイヤー」を作成します。
※ここでは名前を「snow」としています。
「エフェクト&プリセット」に「snow」と入力し「CC Snowfall」をクリックします。
「snow」のレイヤーでキーボードの「S」を押し「スケール」を表示します。
まず、左の黄色で囲ったほうのチェックをクリックして外します。
そのあと、右の黄色で囲ったところの値を「-100」にします。
こうすることで、光の粒が上へ舞い上がります。
「CC Snowfall」のい設定は上の画像を参考にしてください。
「Composite with original」のチェックは外します。
その他「サイズ」などはお好みで設定してください。
カメラを動かして立体的に見せる方法
次に新規レイヤーから「カメラレイヤー」を作成します。
カメラの設定は初期設定のままで大丈夫です。
さらに新規レイヤーから「ヌルオブジェクト」を作成します。
そしてカメラレイヤーの「親とリンク」のところにある🌀マークをクリックして「ヌルオブジェクト」のレイヤーにドラッグ&ドロップします。
上の画像のように「親とリンク」に「ヌル1」と表示されていればOKです。
これでヌルオブジェクトとカメラレイヤーの間に親子関係ができました。
そして、上の画像の黄色で囲っている「スイッチ/モード」をクリックすると上記のように切り替わりますので「ヌルオブジェクト」の「3Dレイヤー」のよころにチェックを入れます。
「ヌルオブジェクトレイヤー」をクリックしキーボードの「R」を押します。
「ALTキー」を押しながら「Y回転」のキーフレームの時計のところをクリックし、エクスプレッションを表示します。
「time*10」と入力します。
※設定値はそれぞれの好みに合わせて設定してください。
以上です。
こちらが完成したアニメーションとなります。